最新!渡辺が教えたい薬学の歴史徹底解説

2017年01月07日

薬学の歴史で外すことができないギリシャ

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世界の薬学の歴史を語る上では、ギリシャは外すことができないのではないでしょうか。古代ギリシャではヒポクラテス医学というものが発達していて、そこで数百種類にも及ぶ薬が使用されていたことがすでに研究で分かっているからです。これを薬学の起源だと考える人も多いです。大きな成果を残したせいか、ヒポクラテスは医学の父という呼び方をされることもあります。また、植物誌や薬物誌、ギリシャ本草という書物が記されていて、それらは後のヨーロッパ全体に大きな影響を与えたと言われています。

まさに薬に関しては当時の最先端をひた走っていた可能性が高く、その証拠が後世にまで残っているという点でも大きな意味を持ちます。研究素材としても魅力的なのではないでしょうか。世界的に見ても珍しいほどに、薬の研究が発達していたのがこの地域です。他の地域では見られないほどの大成果がいくつも発見されています。現在薬がここまで進化してきたのは、大昔にこうした地域で大きな成果を出していてくれたからだと言っても過言ではないでしょう。

ガレノスがギリシア医学をまとめ上げたこともよく知られている成果の一つです。薬学だけではなくて、医学の発達にも大きな影響を及ぼしたと言えますね。文化が発達していたこともあって、世界的に注目度は高くなっています。日本の世界史でも、このあたりのことに関しては学ぶ機会も多くなって当然ですね。日本の学生でも知らない人が少ないぐらい有名な時代であり、地域です。