最新!渡辺が教えたい薬学の歴史徹底解説

2016年12月25日

中国の薬学の始祖とされているのが

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中国というのは日本に物凄く影響力を持っていた国です。それは歴史的にもそうですし、或いは技術や文化、制度などにもいえることです。そのひとつにあるのが医学です。中国の薬学は伝説の存在であるとされている黄帝という人から始まっています。この人は農業を伝えた人物でもあり、同時に薬草学も生み出したとされています。もちろん、これはあくまで伝説であり、実在していた証拠はないのですが、それでも歴史的にはしっかりと記録されている人ですから、覚えておくとよいでしょう。

実在の人物として有名なのが李時珍という人です。この方は薬草に関する記録を記した人であり、日本にもそれは伝わっており、そして薬草に関する聖典として扱われています。漢方、という言葉は日本の造語になります。要するに漢の国の医学、という意味であり、気脈とか経絡などを重要視しています。思想的な要素も強くありますから現在では医学的にそこまで重要視されているわけではないのですが、それでも鍼灸などでは役に立っています。

西洋医学においては、気の概念などはあるものとはされていないです。その点はよく知っておいたほうがよいでしょう。大陸の国とは日本はかなり親交があり、様々な文化や技術を輸入してきました。その一つが薬草学などです。日本の薬学もその流れを汲んでいるといってもよいでしょう。漢方薬などはその最たるものであり、日本独自の発展もされていますが基礎の部分では同じになっています。